みやぎエダマメセミナー
~おいしいエダマメをみやぎから~
目 的
宮城県では令和3年3月にみやぎ園芸特産振興戦略プランを策定し基本方針2で大区画ほ場を活用した露地野菜の推進を図り収益性の高い品目としてエダマメを想定しました。
さらに,全農宮城県本部でもサプライチェーン事業を活用しエダマメの集出荷の一元化を目指しているところです。
そこで,農業・園芸総合研究所 野菜部露地野菜チームが令和3年度から取り組んでいるエダマメの試験成果を報告するとともに,有利販売による「もうける農業」の一助になるべくエダマメセミナーを開催しました。
主 催
宮城県
共 催
全国農業協同組合連合会宮城県本部
開催日時
令和4年7月11日(月)午後1時30分から4時まで
開催場所
農業・園芸総合研究所 6階 講堂(名取市高舘川上字東金剛寺1)
内 容
備 考
Web会議アプリ「Webex」を用いたオンライン配信も行いますので,リモート参加も可能です。
問合せ先
宮城県農業・園芸総合研究所 企画調整部 企画調整チーム(電話:022-383-8118)
野菜部 露地野菜チーム(電話:022-383-8124)
開催結果
出席者は会場参加56名(農業者11名,民間企業2名,市町村3名,JA等9名,土地改良区4名,宮城県職員27名),リモート参加19名(市町村3名,土地改良区3名,宮城県職員13名)(参加申込ベース)でした。
情報提供として,まず,「エダマメ栽培試験に関する成果と今後の取り組み」として,農業・園芸総合研究所 野菜部 露地野菜チームの伊藤技師が,エダマメに関する気候変動適応試験,大規模露地園芸推進事業,新稲作研究会の取り組み状況についての説明を行いました。
次いで,「令和4年度の県内産エダマメの生産動向と販売支援」として,全国農業協同組合連合会宮城県本部 園芸・生産振興部 園芸販売課の齋藤様から,青果物販売動向,えだまめの生産動向,えだまめ生産に係る課題,選別および販売支援についての説明を頂きました。
次に,「宮城県産エダマメの加工適性と品質について」として,マルヒ食品株式会社の佐藤専務取締役様から,昨年の原料状況,加工用枝豆の使用用途,加工用枝豆に求められるもの,作付け,収穫でお願いしたいことについての説明を頂きました。
最後に,「エダマメ生産振興に関する施策等」として,宮城県農政部 園芸推進課 流通ビジネス班の津和本技術主査が,令和4年度産地交付金,作付転換営農継続支援事業,園芸特産重点強化整備事業等の補助事業,青果物価格安定制度についての紹介を行いました。
エダマメ栽培試験に関する成果と
今後の取り組み栽培研修
(農園研 野菜部)
令和4年度の県内産エダマメの
生産動向と販売支援
(全農みやぎ 園芸販売課)
宮城県産エダマメの
加工適性と品質について
(マルヒ食品株式会社)
エダマメ生産振興に関する施策等
(県園芸推進課)
情報提供後の総合討議では,特に質問等はありませんでしたので,追加の情報提供として,農業・園芸総合研究所 情報経営部 経営チームの佐藤主任研究員から,「水田を活用した露地園芸品目導入の手引き」の紹介を行いました。
また,セミナー会場前の農業・園芸総合研究所 6階ロビーで,ヤンマーアグリジャパン株式会社様に,エダマメ関連農業機械等のビデオ上映を頂きました。
セミナー閉会後には,農業・園芸総合研究所 野菜部のエダマメほ場の視察を行いました。
水田を活用した
露地園芸品目導入の手引き
(農園研 情報経営部)
エダマメ関連農業機械等
のビデオ上映
(ヤンマーアグリジャパン株式会社)
エダマメほ場の視察
エダマメほ場の視察